インフォメーション
マネジメントで有名なドラッカーは未来について
「変化への抵抗の底にあるものは無知である。未知への不安である。
しかし変化は機会と見なすべきものである。
変化を機会として捉えたとき、初めて不安は消える。」と述べている。
いまだよくわからない新型コロナウイルスで大変化に突入し世界中で不安が増大しているが、
わからないことを考えてもわからないだけで、リスクは増大する一方。
個人や企業がやるべきことは分かっていることを元に、
前向きにリスク管理を徹底した方がよいのではなかろうか。
今、日本で一番わかっている想定リスクは、3月15日金曜日に法律が制定される「緊急事態宣言」。
発動されるかどうか? 発動されるならいつか? これらはわからないが、法律の内容は決まっているので発動された場合にいまのうちから備えておくことは可能。
移動の制限や外出禁止などが行われる予定でこうすると物流網が滞ることになる。
すでに中国やイタリアでは同様な処置がとられているため、似たようなリスクが発生することも想定しておくことができる。
先日のトイレットペーパーのような大騒ぎにならないよう準備を進めておくことは重要かもしれない。
企業としてはBCP(事業継続計画)で漏れや出来ていないことがないかのチェックが必要。https://www.chusho.meti.go.jp/…/co…/level_a/bcpgl_03a_6.html
個人であれば農林水産省から「新型インフルエンザに備えた家庭用食料品備蓄ガイド」が出ているのを参考にしたり。
https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/pdf/gaido.pdf
何もなければ良かったねということで、食べるか、地震に備えておけばよい。
企業であれば何も起きなくても、ちゃんとしている会社だと評価され信頼度も上り取引が増える可能性がある。
JALを立て直した京セラ創業者の稲盛和夫は、京セラ設立して中小企業だったころIBMから大量受注した製品を「不良品」と認定され20万個すべて返品され社員達全員が落ち込んで、「万策尽きました」と泣く社員に
「おい、神様に祈ったか?」と声をかけた。
これは神頼みではなく、神様に祈ることぐらいしかないぐらい徹底的に諦めずに最後まで努力したか、という意味。
これで社員は目覚め最終的に全数検査に合格できたらしい。
できることやれることをやれば、不安は減り、チャンスが巡ってくるかもしれない。
コロナウイルスが別の意味で波及して
サウジアラビアが石油戦争を引き起こすことに。
石油価格は1月末ごろから急落していて、
原因は中国全土封鎖により世界各国の中国フライト便を止めたこと。更に中国国内も自動車の移動がほぼゼロに近いような状態になったこと。
原油の4割ぐらいが自動車、他には飛行機のジェット燃料が多く、コロナウイルスが全世界規模に波及すると世界のエアフライトがストップしてくるため石油需要が大幅減少し原油価格は急落。さらに石油取引の大半はドル建てのため取引減ればドルの価値も下がり、円高の要因に。円高は日本の株式市場をマイナスに陥れる。
石油で経済を成り立たせていたロシアやサウジは収入が大幅に減るので、ロシアは量を売って収入減を食い止めようとして減産主張のサウジと揉めてOPECプラスは今回崩壊。
ロシアが売りまくるならサウジも対抗して売りまくることを4月から実施予定。なぜならサウジの原油はロシアよりもはるかに原価や安く1バレル4~5ドルぐらい。これを今まで50ドルとか60ドルとかで売っていたからボロ儲けでサウジの大金持ちがいた。
20~30ドルでも利益が得られるのである種の兵糧攻め。
こうなると困るのが米国やカナダ、ノルウェーや英国などの産油国。高い原油のおかげでコストの高いシェールガス・オイルや北海油田で利益でていたのが、ほとんど赤字になる。そうすると油田を止めたり新規の採掘はストップするため米国経済も大打撃に。油田地帯はトランプ大統領の支持基盤も多い。
太陽光などの高コストの再生エネルギーも原油急落すると見直しになる可能性あり。
コロナウイルスが巡り巡って世界の国際情勢に影響を与えだしている。
早く治療薬が完成することを願う。

https://visionquest.c2ec.com/items/26883944
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今回は①②とも「新型コロナウィルス 日本でのXデーにどう備えるか」でお届けします!
全世界の経済に与える影響は?
気になる実際の症状は?
日本も武漢化するのか?
緊急事態宣言とは?
デマ・情報操作に気をつけろ!
日本でのXデーそれはいつ?
どう備えたらいいのか?
歴史から学ぶパンデミック!
こんな今だからこそ伸びる業界・企業は?
コロナ終息後の世界は?
が主なテーマです。
メディアを騒がせているニュースから、ほとんどメディアで取り上げられないのに未来を見通すためには見逃せないニュースまで、盛りだくさんでお届けします。
お楽しみに!
マネジメントで有名なドラッカー氏による”社会生態学”を基本としながら、世界で起きた過去1カ月間の出来事・ニュースをまとめて解説します。
なぜそんなことが起こったのか?という過去の背景から世界中の出来事・ニュースを理解できることはもちろん、今後どうなっていくのか?どんな影響が及ぶのか?という未来予測にも役立ちます。
ビジネスヒントになるものから投資やトレンドに至るまで、幅広いトピックを網羅していますので、経営者やビジネスパーソンはもちろん、主婦の方でも十分満足いただける内容です。
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OPECプラスが崩壊、原油価格はさらに急落しそう。
各国各地域では非常事態宣言が出されて世界協調体制がブロック化しつつある。
日本は世界から輸入で持ちこたえている。マスク以外でも影響がすでに出始めている。
週末も買い出しと市場調査かねて近隣のいろんなお店を回っていたが、
家電量販店では、冷蔵庫、洗濯機の3割ぐらいが納期確定出来ない商品が並んでいる。
店員に聞くと海外生産のためだったり、国内生産でも海外から部品が輸入できないため。
ニュースやSNSでも話題は日本国内の話ばかりで、
TVで1割でも世界のことに目を向けて欲しい。

ニューヨーク株式市場は猛反発して1100ドル以上値上げ。リーマンショックのときのこんな感じで大きく値上げ値下げを繰り返し最後はクラッシュしました。
リーマンショックは米国不動産バブル崩壊と全世界の金融システム崩壊でしたが、今回はバブルはなくて金融システムも現在安定しているため
今回は2001年9.11テロや2011年3.11福島第一原発爆発した東日本大震災の時と似た感じ。
当時も実態経済が悪化し流通網などがストップした混乱。
先日の研修ではカリキュラムにはありませんでしたが
急遽、BCP(事業継続計画)の内容を追加し今後の対策を考えてもらいました。
経営資源は「ヒト、モノ、カネ、情報」と言われていますが
ヒト:感染者出たら業務停止と14日間の待機
モノ:ヒトが働けなければ物や作れず運べず、サービスもできない
カネ:商売できないとカネが入らないから資金繰り悪化
情報:混乱によってデマが飛び交いパニック
になる可能性があります。
早いうちから企業だけでなく、あらゆる組織がBCPの現状を確認する必要。
中小企業庁HP「中小企業BCP策定運用指針」https://www.chusho.meti.go.jp/…/con…/level_c/bcpgl_01_1.html
などを参考にして
まずはこちらの「BCP取組状況チェック」をしてもらうとよい。
https://www.chusho.meti.go.jp/…/con…/level_a/bcpgl_01_3.html
内容が地震台風を想定しているところも多いので、そこは修正して利用するとよいでしょう。
