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2020-03-10 21:25:00
コロナウイルスが別の意味で波及して
サウジアラビアが石油戦争を引き起こすことに。
石油価格は1月末ごろから急落していて、
原因は中国全土封鎖により世界各国の中国フライト便を止めたこと。更に中国国内も自動車の移動がほぼゼロに近いような状態になったこと。
原油の4割ぐらいが自動車、他には飛行機のジェット燃料が多く、コロナウイルスが全世界規模に波及すると世界のエアフライトがストップしてくるため石油需要が大幅減少し原油価格は急落。さらに石油取引の大半はドル建てのため取引減ればドルの価値も下がり、円高の要因に。円高は日本の株式市場をマイナスに陥れる。
石油で経済を成り立たせていたロシアやサウジは収入が大幅に減るので、ロシアは量を売って収入減を食い止めようとして減産主張のサウジと揉めてOPECプラスは今回崩壊。
ロシアが売りまくるならサウジも対抗して売りまくることを4月から実施予定。なぜならサウジの原油はロシアよりもはるかに原価や安く1バレル4~5ドルぐらい。これを今まで50ドルとか60ドルとかで売っていたからボロ儲けでサウジの大金持ちがいた。
20~30ドルでも利益が得られるのである種の兵糧攻め。
こうなると困るのが米国やカナダ、ノルウェーや英国などの産油国。高い原油のおかげでコストの高いシェールガス・オイルや北海油田で利益でていたのが、ほとんど赤字になる。そうすると油田を止めたり新規の採掘はストップするため米国経済も大打撃に。油田地帯はトランプ大統領の支持基盤も多い。
太陽光などの高コストの再生エネルギーも原油急落すると見直しになる可能性あり。
コロナウイルスが巡り巡って世界の国際情勢に影響を与えだしている。
早く治療薬が完成することを願う。